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村上遥奈選手インタビュー・前半「スケーティングの基礎を見直す日々」

  • 6月7日
  • 読了時間: 4分

 

オーストラリア所属への移行と新たな挑戦、現在地を語る 

フィギュアスケーターの村上遥奈は現在、練習拠点や所属の移行期にありながら、基礎を徹底的に見直すトレーニングに取り組んでいる。インタビューでは、現在の練習環境や将来への思い、競技への向き合い方について率直に語った。 

 

「今はスケーティングの基礎を一から」 

先日、村上が自身のinstagramで新たな環境について報告をした。 

メインコーチは長光歌子先生。 

週末は関空アイスアリーナで長光先生に、平日はヘルスピア倉敷アイスアリーナで林祐輔先生に指導をうけている。 

長光先生との現在の練習について村上はこう話す。 


「スケーティングの基礎を一から、すごく丁寧に教えてもらっている感じです。最近はずっとそんな感じですね。」 


指導はマンツーマンで行われており、これまで見落としていた細かい部分まで徹底的に修正していく日々だという。 


「今まで意識していなかった細かい部分まで丁寧にご指導していただけて、すごく疲れるけど、これまで気づかなかったスケートの魅力に気づくことができて、本当に楽しく、スケートがもっと大好きになりました。」 

 

現在は成長期の影響による骨の剥離でジャンプ練習を制限中。 

「今は3週間くらいジャンプはほぼできていないですが、その分基礎を固めています。」 

 

オーストラリアへの移行と練習拠点の変化 

木下アカデミーを離れる決断に至った経緯について、国籍変更が先ではなく、「今後のスケート人生をどうしようかな→木下から離れる→オーストラリアに国籍変更」の流れがあったそうだ。 

その過程で将来についてより深く考えはじめ、どうしてスケートをやっているのかというところまで考えた。 

その結果、本当にスケートが好きだと気づけた。 

そして、またゼロから新しいことに挑戦したいと思い、自らオーストラリアの連盟の門を叩いた。返事はウエルカムだった。 

その決断をするまで、ご両親とはたくさん話をし、いつも村上を応援してくれているという。 

当初はオーストラリアへ引っ越す予定だったが、パスポート更新の事情などもあり、日本での練習を継続する形となった。 


「本当にいろんなリンクに滑りに行き、その中で関空と倉敷のリンクの雰囲気が気に入り、ご縁がつながったこともあり、長光先生と林先生にお願いすることになりました。」 


現在はオーストラリア所属への移行手続きを進めており、ISUのリリース待ちの段階にある。 

今後についてまだ決まっていないことが多く、最初の考えとはちょっと違うかたちとなったが、試合はオーストラリアの国内戦から出場予定。 

国際大会への出場は今後の調整次第となるが、競技参加に向けて準備を進めている。 

 

進路選択とスケートへの集中 

現在、通信制の高校3年生。 

高校卒業後の進路について、某大学からの推薦の話も受けていたが、最終的には辞退した。


「今は大学に進学するよりも、スケートや自分が本当にやりたいことに集中したいと思いました。中途半端な気持ちで進学するのではなく、自分で選んだ道を全力で頑張りたいと思いました。」 


将来的には海外の大学進学も視野に入れているという。 

 

表現力と“世界観”へのこだわり 

村上はスケートの技術だけでなく、衣装や髪型、メイクを含めた総合的な表現にも強いこだわりを持つ。

 

「自分の世界観を作るのが好きなんです。おしゃれが本当に大好きで、携帯で結婚式の髪型を調べ、演技中に崩れてしまわないようにピンで留め、頭を振っても大丈夫か実践します。メイクも勉強しています。」 


最近では衣装や曲選びにも積極的に関わっている。 

今シーズンのプログラムはすでに構想が進んでいる。 

振り付けは今月完了する予定。 

  • フリー:村元哉中さん 

  • ショート:鈴木明子さん 

どちらも本人の希望で依頼した振付師である。 


「自分のやりたい曲を選ばせてもらえて、OKもいただけて本当に楽しいです。」 

 

目標は「国際試合」とその先のオリンピック 

今後の目標については、まず国内大会での結果を重視しつつ、長期的には大きな舞台も見据えている。 


「もし出られるなら、国際試合でベストを尽くしたいですし、オリンピックに出られたら嬉しいです。」 

 

 

今後へ向けて 

最後に、ファンへのメッセージとしてこう語った。 


「演技中に拍手や声援をいただけることがとても嬉しく、励まされています。これからも自分のスケート人生の中で、プログラムを通して、そして衣装、髪型で、いろいろな世界観を表現していきたいです。楽しみにしていただけたら嬉しいです。」 



取材日 2026.6.5

文章・写真

Kasumi Nabikawa

 

 
 
 

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